公文の進度が遅いと感じたら読む記事|教材の進み方と“伸び悩み期”の乗り越え方【体験談】

公文

この記事は、公文式を4年以上続けたわが家の体験です。

・公文を始めてみたけど進度が思うように進まない
・同じ教材を何度も繰り返していて不安…

・伸び悩み期ってどう乗り越えるの?

そんな悩みに、我が家の経験を交えながらお答えします。

公文の教材の進み方|学年と教材記号の対応

公文の教材は、A教材(年中レベル)からO教材(高校卒業レベル)まで細かく段階が分かれています。

以下は算数の例です:

教材学年の目安内容(算数)
5A~2A幼児数字の読み・書き、数唱
A~C小1前後たし算・ひき算
D~F小2~小6かけ算・わり算・分数・小数
G以降中学生~文字式・方程式・関数など

1日5枚×週6日が標準ペースとされ、1教材は約2か月で終わるのが目安です。高進度とされる基準は、学年より1~2年上の教材を修了している状態です。

わが家の進み方|1年目〜4年目の記録

長男は年中の2月に入会。算数国語は5Aからスタートでした。少しだけ「ズンズン」という運筆教材もやりました。

  • 年中~年長: 5A~B教材(数字、たし算)
  • 小1: B~D教材(繰り上がり足し算、かけ算)
  • 小2〜3: D~F教材(分数、小数、割合)

スムーズに進んだのは幼児期の繰り返し教材。
つまずいたのは小学生になってからの繰り上がりの足し算引き算(B教材)分数(E教材)と、国語D教材の長文読解でした。

年長ぴの
年長ぴの

ママー!●●ちゃん、年長さんなのにG教材(中一相当)やってるってー!

我が子が繰り上がりの足し算引き算につまづいているときに、G教材!と子どもに聞かされ、内心少し焦りました。

でも、そんなとき思い出したのがこの言葉。

「焦らず、地道に、コツコツと続けること。急がないこと。速さと正確さが大切。」

母すずの公文の先生より

小2から公文を始めた母すずに、先生がかけてくれた言葉です。幼児から始めた子にくらべて進度が遅く焦っていた時に、おっしゃってくださいました。

公文の良いところは、一人ひとりにペースにあわせて進めていけるところ。
それでいて、周りに先生や友だちがいて、幼いながら刺激があり、切磋琢磨していけるところだと思います。

伸び悩み期ってどんなとき?親が感じた「停滞サイン」

  • 同じプリントを何度もやっている
  • 点数が下がった・時間がかかりすぎる
  • 子どもがやる気をなくしてきた
  • 新しい内容に苦手意識が出てきた

“壁”を感じたのは、算数B教材(繰り上がりの足し算引き算)・E教材(分数のかけ算・わり算)国語D教材(長文の要旨)のタイミングでした。

息子ぴのくんは、
わからない→時間がかかる→遊ぶ時間が減る→やる気をなくす
という経過をたどることが多く、「もう公文やりたくない!!!」と泣くこともありました。

母すずが、幼児期に勉強が嫌いになるくらいならやらせたくない、というスタンスでしたので、非常に悩みました。

我が家の“伸び悩み期”の乗り越え方

本人がやりたい!と始めたものの、伸び悩んだとき、辞めたいといったときは以下のことを試しました。

  • 1日3枚にしてペースを落とす
  • 「どこが解きやすかった?難しかった?」と子どもに考えさせる声かけ
  • 週末の日曜日は“公文お休みデー”をつくる
  • 進度を止めて復習に戻る
  • 「今は基礎を固めている」と割り切る
すず
すず

前よりはやくできたね!前より正確に解けているね!

辞めたい!と言われたときは、「辞めても良いよ。この部分はぴのくんなら理解できると思うけど、少しママと一緒にやって、それでも嫌だったら先生にも相談してみよう。」とまずは言っていました。

そして誰かと比べるのではなく、以前の我が子と比べてどこができるようになったかをひたすら探して声をかけていました。
大人でも毎日継続することは大変なこと。幼いうちから、毎日コツコツ続けているだけでも偉い!できなくて当たり前!という視点で見るように心がけていました。

すず
すず

私も限界!泣きたいよ~と思ったことも、何度もありました…

それでも不安になったときは|先生との連携・見直しのタイミング

不安なとき、親の心が限界なときは、教室の先生に相談するのがおすすめです。

  • 「最近進むのが遅くて…」
  • 「やる気が下がっています」
  • 「辞めたいと言っています…」

教室通いの良さは、子どもの様子を見ながら臨機応変に対応してくれること。教材を戻すこと=後退ではないと理解するのも大切です。

我が子が通っている教室の先生は、新しいところは、1枚でも2枚でも進めて子どものプライドを傷つけない。つまづいている部分の根っこに復習で戻って5~10枚という方法もありますよ、と教えてくれました。

子どもの気持ちを考えながら、この教材に戻ると速く解けるようになりますよ、と親身に相談にのっていただき、嬉しかったです。

まとめ|止まって見える時間も学びの中

  • 進度が遅く見えても、基礎は確実に積み上がっている
  • 理解してから進む方が、結果的に早い
  • 焦らず、「机に向かう習慣」を大切に

わが家も何度も「公文、やめた方がいいかな?」と悩みました。それでも続けてきたからこそ、机に向かう力・考える習慣・土台の力が育ったと実感しています。

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