「他のおうちはどうやって回しているんだろう?」
中学受験塾に通う小学生の母として、仕事・家事・子どものサポートを両立させる毎日は、なかなかハードです。私自身、学校関係の仕事をしており、フルタイムではないものの、平日8時過ぎから15時過ぎまでの勤務。帰宅は15時半。
「ちょっと余裕がある働き方だね」と言われることもありますが、実際には、スケジュールはほぼ分刻みです。フルタイムの方も、専業主婦主夫の方も、親になるって本当に忙しいですね。今回は、同じような状況にある中学受験ママに向けて、リアルな1日の過ごし方を平日・土日別にご紹介したいと思います。
タイムスケジュール

平日のタイムスケジュール(例:グノーブル通塾日)
まずは平日の一例です。塾がある日は、時間との戦いです!
- 06:00 起床・身支度・朝食づくり
- 06:30 子ども起床・朝食・身支度・できれば朝勉強
- 08:00 子ども登校/自分も出勤
- 15:20 子ども帰宅・宿題開始
- 15:30 母帰宅(仕事終わり)・子どもグノーブル週テストの最終確認
- 15:50 夕食スタート(グノーブル通塾日のため早め)
- 16:00 次男習い事送り出し
- 16:20 長男グノーブルへ送迎
- 17:00 帰宅。家事(片付け、掃除、料理、洗濯など)
- 18:20 次男帰宅
- 18:30 次男夕食スタート、下の子との時間
- 19:00 次男とお風呂
- 20:20 お迎え or 自宅待機/お風呂・寝かしつけ
- 21:00 長男就寝(理想は…実際は21:30になる日も)
帰宅から夕飯スタートまで20分しかありません。だから、週末の作り置きが本当に命綱なんです。
塾の日は学校の6時間授業に、宿題やってすぐ塾!と子どものほうが大変。少しでも好きな夕食を食べて、元気になってもらいたいな、という思いで、つくりおき夕食がんばっています。
平日のタイムスケジュール(例:ピアノレッスン日)
こちらは他の習い事、ピアノのレッスン日の平日の一例です。なんにせよ、時間との戦いです!
- 06:00 起床・身支度・朝食づくり
- 06:30 子ども起床・朝食・身支度・できれば朝勉強
- 08:00 子ども登校/自分も出勤
- 15:30 母帰宅(仕事終わり)
- 15:50 ピアノレッスンへ出発
- 16:10 レッスン開始(長男、次男)お互いのレッスン中に勉強、母は楽譜コピーにレッスン内容をメモ
- 18:00 レッスン終了
- 18:30 帰宅・勉強が終わってない子は勉強
- 18:45 夕食スタート
- 19:15 お風呂
- 20:15 子ども就寝
理想はこのスケジュールですが、次男が食べるのが遅く、実際には就寝が21時近くになることも。
長男の勉強が終わっていない時も、お風呂後に少しがんばることもあります。
なんといっても、こちらも帰宅から夕飯スタートまで15分しかありません。レッスンは先生にお預けではなくて、母も一緒に入っています。そのため、こちらも、週末の作り置きに支えられています。
土日のタイムスケジュール|基本は「家族時間」優先
私の方針として、土日は習い事を基本的に入れていません。理由はひとつ、「家族で過ごす時間を大切にしたい」から。サッカーの練習試合は土日に突発的に入ることが多いので、
- 07:00〜08:00 起床・朝食
- 午前中:買い物/週の作り置き(メイン+副菜で5日分が目標)、子どもは学習
- 午後:家族でお出かけ/のんびりタイム
- 夜:家族で食事・テレビ・入浴・就寝
中学生になると、友達や部活で週末は外出ばかりになるとよく聞きます。だからこそ、今の「親子時間」は本当に貴重。のんびりしているようで、実はかけがえのない時間です。
なんとかするための工夫

その1:作り置きで平日をラクにするコツ
週末の作り置きで平日の夕方が本当に楽になります。特にグノーブルの塾前夕食はスピード勝負なので、以下のような工夫をしています。
- 金曜:冷凍肉魚を冷蔵庫で解凍スタート
- 土曜:メイン料理をまとめて調理(例:鶏の照り焼き、鮭のバター焼きなど)
- 日曜:副菜(ナムル、煮物、和え物など)を作り置き
冷凍もお惣菜も活用しますが、温め直すだけの状態にしておくだけで、気持ちの余裕が全然違います。
お惣菜を買いにいく暇もない!ことが多いので、冷蔵庫におかずが入っていることが母の心の安定につながっています。
食材は基本、生協さんに宅配していただいています。たまに近所のスーパーへ、そしてお楽しみのコストコです。生協は買い物の手間を減らして、安心な食材を届けてくれるので料理に集中できるのもありがたいです。我が家はパルシステムさんにずっとお世話になっています。
その2:朝と夜の10分を「親子タイム」に
平日はバタバタしている我が家ですが、「朝食の時間」と「就寝前の時間」だけは、子どもとのコミュニケーションの時間と決めています。
朝は登校前の忙しい時間ですが、「昨日の学校、塾で面白かったことあった?」と軽く話すだけで、子どもがパッと明るい顔になることがあります。
夜は寝る前にベッドでおしゃべり。勉強の話だけでなく、学校の友達のことや好きなゲームの話など、笑いながら話すこの時間が、子どもにとってはリラックスと安心につながっているように思います。
この「ちょっとだけ」の積み重ねが、受験期の親子の関係を支えてくれていると感じています。
その3:プリントは即スキャン→ファイル整理で週の流れを見える化
グノーブルでは毎週たくさんのプリントをもらって帰ってきます。過去の私は、それをダイニングに山積みにしてしまい、どこに何があるのかわからなくなることもありました…。
今は、子どもが塾から帰宅後、お風呂に入っている間に、持ち帰ったプリント類を全てスキャン(ブラザープリンターとスマホアプリ使用)し、データはクラウド上にまとめて整理しています。見返しやすさも抜群です。ピアノのレッスン中など、自宅以外でもすぐに丸付けができるのも嬉しいです。
持ち帰って子どもが勉強するプリントは、曜日ごとに分けたファイルに保管し、その日何をやればいいのか、すぐわかるようにしています。
こうすることで、塾の復習計画や苦手分野のチェックもスムーズに。プリント管理は地味ですが、継続すれば確実に学習効果を高めてくれる「縁の下の力持ち」です。
夜、疲れた体で整理をするのは大変ですが、「後回しにするほうが大変!」と力を振り絞って、がんばっています。
プリント整理におすすめのアプリ3選
スキャン&整理に便利なアプリを3つご紹介します。どれもスマホで簡単に使えるので、忙しいママにもぴったりです。
- ① Adobe Scan(無料)
自動で文字を読み取り、PDFに変換。余白や影も補正されるので、塾プリントに最適。Googleドライブと連携もスムーズ。 - ② Microsoft Lens(無料)
WordやExcel、PDFとして保存可能。トリミング機能が優秀で、ノートや板書にも強い。OneDrive派におすすめ。 - ③ CamScanner(基本無料/一部有料)
操作がとにかくシンプル。連続スキャンもできるので大量のプリント整理に便利。クラウド保存やタグ付け機能も充実。
どのアプリも、スキャンしたPDFを「科目別フォルダ」に分けると、あとで見返すときに本当に助かります。私はGoogleドライブに連携して、家でもスマホでもすぐに確認できるようにしています。
家族の形はいろいろ。無理なく回す工夫を
我が家は、パパの帰宅が遅いため、平日の「親子時間」はほぼ私だけ。パパは朝ごはんを一緒に食べるだけの日も多く、「ワンオペ」感は否めません。でも、土日をのんびり過ごすことで、家族のバランスが保てているように感じます。
最近は子のサッカーの試合が別々にある週もあり、のんびりどころかバタバタしている週末もありますが、それも成長の証。家族で一緒に動ける日を大切にしながら、無理のないスケジュールを心がけています。
まとめ|「家族との時間」も「受験」も両立できる
親子で中学受験を目指すのは大変。でも、作り置きや予定のメリハリを工夫することで、平日も土日も充実した時間になります。
もし「もう時間が足りない」と感じている方がいたら、ぜひ一度、1週間のスケジュールを見直してみてください。
私もうまくいかないことばかりで、落ち込む日も多いですが、「何を大切にしたいのか」を考えてから、自然とバランスも整ってきたように思います。
少しでも参考になればうれしいです。
今しかないこの日々を大切に、親子で歩んでいきましょう。
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