中学受験を意識しはじめた小学3年の終わりから、我が家ではいくつかの大手進学塾を比較・体験しました。サピックス、エルカミノ、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー、そしてグノーブル。最終的にグノーブルに決めるまでの経緯と、各塾の特徴について詳しくご紹介します。
候補にした6つの塾の比較
サピックス(SAPIX)
- 超難関校合格実績トップの大手進学塾
- カリキュラムが早く進み、思考力が問われる
- 宿題・家庭学習の量が非常に多く、親の関与も大きい
- 通塾回数:週2回
- 授業時間:1回あたり約180分(3時間)。授業は主に17:00~20:00の時間帯で行われます。

実験の授業が面白かった!入りたい!学校の友だちも多い。
エルカミノ
- 算数に特化した精鋭型塾、少人数で集中できる
- 他教科は外部教材や家庭学習で補う必要がある
- 中学受験に本気の家庭向き
- 通塾回数:週2回
- 授業時間:1回あたり約170分。授業は主に17:30~20:20の時間帯で行われます。

算数の話が「なぜそうなるか」まで教えてくれておもしろかった!
でもテキストが白黒だけで難しそうに見える…
四谷大塚
- 全国共通教材「予習シリーズ」で学ぶ伝統的スタイル
- 組分けテストで全国順位がわかる
- 授業の進行に自己管理が必要
- 通塾回数:週3回
- 授業時間:
2日間:16:40~20:00(約200分)
1日間:16:40~20:20(約220分) - 予習型のカリキュラムが特徴です。

良かったんだけど、週3回はサッカーできなくなる…?
日能研
- 基礎力をしっかり身につけられる安心感
- クラス担任制で面倒見が良いとの評判
- 難関校向けにはやや物足りないという声も
- 通塾回数:週2回
- 授業時間:1回あたり140分(70分×2コマ)
- 復習主義のカリキュラムが特徴です。

低学年から模試受験していました。
クラスの雰囲気もなごやかなイメージ。
ぴのくん疲れてしまって、体験授業は受けずに検討のみです。
早稲田アカデミー
- 熱血指導スタイルでやる気を引き出す
- NN(難関校対策)講座が充実
- 競争が激しく、ついていく覚悟が必要
- 通塾回数:週3回
- 授業時間:1回あたり約180分(3時間)

実は母すずが、早稲アカ出身(高校受験時)
はちまき巻いて「絶対に合格するぞー!」楽しかったです。
私は大好きだけど、ぴのくんに体育会系のイメージが湧かず…
グノーブル
- 「なぜ?」を大事にする記述重視型の指導
- 講師の質が高く、少人数での密なサポート
- 中堅〜最難関まで幅広く対応
- 通塾回数:週2回
小4は月火(国社)、木金(算理)から自身で曜日選択が可能。 - 授業時間:1回あたり約180分(3時間)
- 思考力・記述力を重視した授業が特徴です。

先生が一番良かった!授業楽しかった。
我が家がグノーブルを選んだ理由
体験授業をいくつか受けた結果、子どもが最も前向きな表情で「通いたい」と言ったのがサピックスとグノーブルでした。
両方とも、授業では一方的に解法を教えるのではなく、子どもの思考を引き出すような問いかけが多く、自分の言葉で答える力が養われると感じました。
サピックスで受けた体験授業は実験だった、楽しくて授業は本当に良かった。
でも先生はグノーブルが良かった。グノーブルも実験があれば良いのに…と、本人は最後まで迷っていましたが、
本人の最終的な判断は、他の習い事ができるかどうか。
どうしても曜日固定のピアノとサッカーを続けたい。グノーブルの曜日選択制が決め手でした。
サピックスからは、曜日の違う他の校舎で小4は通塾、小5から希望の校舎も可能とご提案いただいたのですが、同じ校舎に通い続けられる方が良いと判断しました。
親としては、少人数制で先生の目が行き届き、課題に対するフィードバックも丁寧。サピックスより生徒数とクラス数が少ないため、クラスの昇降で気分が浮き沈みするであろうぴのくんには、グノーブルが向いているかなと思いました。「安心して任せられる」と感じられたことが決め手になりました。
塾選びに迷った日々は、無駄じゃなかった
正直、複数の塾を体験するのは労力がかかりました。でも、それぞれの塾に「向いている子」「向いていない子」があるということを体感でき、わが子にぴったりの場所を見つけることができました。
これから中学受験の道を歩むご家庭にとって、塾選びは最初の大きな分岐点になると思います。迷いながらも、子どもと一緒に「合う場所」を見つけていけるといいですね。
各塾の通塾回数や授業時間は、学習スタイルや家庭のスケジュールに大きく影響します。
お子さまの性格や学習習慣、家庭でのサポート体制を考慮して、ぜひそれぞれの家庭に合った塾を見つけていきましょう。