小学4年生、塾スタートの壁

4年生の今

中学受験を見据えて、小学4年生の春から塾に通い始めました。私たちが選んだのは「グノーブル」。体験授業の印象が良かったこと、少人数制で先生の目が届く環境が決め手でした。

ですが、いざ始めてみると、親子ともに「思っていた以上に大変!」と感じることも多く……。ここでは、実際に直面した困難と、それを乗り越えるための我が家の工夫をご紹介します。

1. 習い事との両立に四苦八苦

塾に通い始めた当初は、これまで続けてきた習い事をすべて継続したいと本人が希望していました。ピアノ、スイミング、公文…。どれも思い入れがあり、辞めるという選択はなかなかできませんでした。

でも、実際には塾の宿題や通塾で、時間も体力もギリギリ。3年生2~3月の怒涛のような2ヶ月を過ごす中で、子ども自身も「全部続けるのは難しい」と実感し、最終的には納得して整理ができました。

対策としては、次のような工夫をしました:

  • 曜日が重なる習い事は、教室側に相談して時間を調整
  • 習い事の頻度を「週2 → 週1」に見直し
  • 「勉強モード」と「リフレッシュ」の切り替えを意識

公文:トロフィーが欲しくて3月まで継続

進度表で見えていた「あと少しでトロフィー!」が原動力。「あとちょっとでトロフィーがもらえるから」という理由で、公文は3月まで頑張って続けました。特に算数はすでにトロフィーのもらえるF教材まで終わっていたため、先生に相談して国語メインの進行に調整していただきました。

工夫: 終わっていた算数は最小限にし、国語を計画的に進めるよう先生に相談。無理のないペースで最後までやり遂げました。

ピアノ:代表演奏に選ばれ、卒業式で演奏

ピアノは本人が大好きな習い事で、代表として卒業式で演奏することが決まっていました。3月の本番に向けて、どうしても練習は欠かせませんでしたが、塾の合間を縫って練習時間を確保しました。

工夫:普段の放課後の練習に加え、朝の10分でもピアノに触れるようにし、「毎日何回も触れる」スタイルでがんばりました。

スイミング:バタフライ合格を区切りに卒業

スイミングはバタフライの合格を目標にしていて、3月に無事テストに合格。そのタイミングで一区切りとして辞めることを、本人も納得して決断できました。

工夫: 泳ぐ習慣は大切にしたいという思いから、地域のプールを利用して土日に自由に泳ぐスタイルに移行しました。家族も一緒に泳いで、運動不足の解消になります。

どの習い事も、本人の「やりたい」という気持ちを尊重しながら、無理のない形に整理していくプロセスが必要でした。怒涛のような2ヶ月を過ごした結果、子ども自身が納得して選んだ形で習い事を絞ることができ、今はスッキリとした気持ちで塾生活に取り組めています。

2. 宿題の多さにびっくり

入塾してまず驚いたのが、宿題の量。「こんなにやるの!?」という量に、親子で戸惑いました。特に週の後半は、習い事もあって時間との戦い。

我が家の工夫:

  • 毎週に「学習スケジュール」を親子で立てる
  • 塾の帰り道で親子で会話し、その日の学習内容を思い出す
  • 「できたら○印!」の見える化でモチベーションUP
ぴの
ぴの

たくさん宿題があって、どれをやっていいかわからないと、やる気が出ないよ

すず
すず

まだまだ手探り状態です

3. やる気の波には寄り添いながら

モチベーションが高い日もあれば、何を言ってもやる気が出ない日も。特に毎週の小テストで思うような結果が出なかった後は、落ち込みがち。

無理に励まさず、まずは気持ちを聞くことを大切にしています。

  • テスト後は「結果よりプロセス」に目を向けた声かけ
  • 勉強以外の時間も「充電タイム」として大事に
  • 小さな達成も記録して自己肯定感UP

まとめ:4年生は“慣れること”が最優先

中学受験のスタートとなる4年生。最初から完璧を目指すのではなく、塾のある生活に「慣れる」ことが一番の目的だと、後になって実感しました。

がんばっている子どもを励まし、生活を整えるために親もがんばりどころですね。

悩みながらも続けていくうちに、少しずつペースがつかめるようになります。この記事が、同じように悩むご家庭の参考になれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました