公文の効果は本当にある?公文をはじめたきっかけと、4年間続けたリアルな成果

中学受験

この記事は、実際にわが家の子どもが年中の2月から小学校3年生まで約4年間、公文式に取り組んだ体験をもとに書いています。「公文って本当に効果があるの?」「続ける意味って?」と迷っている保護者の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

公文を始めたきっかけ|年中のある日、九九との出会い

お友だちから聞いて

わが家が公文を始めたのは、子どもが年中の2月。幼稚園で仲良しの同じクラスの女の子が「C教材(3年生相当)のかけ算」を学習していて、九九を楽しそうに教えてくれたのがきっかけでした。

年中児<br>ぴの
年中児
ぴの

ママー!九九やりたい!公文行ってみたい~

お友だちに教えてもらって、年中さんが楽しそうに九九の歌を歌っている姿に、心が揺れました。

母の公文経験

実は私自身も、小学2年〜中学2年まで6年間、公文で学び、国語A教材から最終教材まで修了、算数はA教材~D教材で挫折した経験があります。


「幼稚園から始めるのは少し早すぎるのでは?」という思いも正直ありました。
自身が中学生の頃には、当時のお教室で、勉強したくない~と泣く幼児のお子さんを膝に乗せてあやしていたこともあります。
幼児のお子さんを見ていると、楽しく勉強している子と嫌がる子いろんな子がいました。


そんな経験から、正直なところ公文は幼児には早く、小学生からで良いかなと考えていました。
そして小さい頃から無理にさせることで勉強嫌いにはしたくないな、という思いもありました。

ただ、子どもがやりたい!と言ったときが一番のタイミングだ!と考え、ちょうど公文の無料体験(2月)をやっていたこともあり、ためしに教室に行ってみたのがスタートでした。

実際に子どもが楽しんで取り組み、学ぶことが「遊びの延長」のようになっていく姿を見て、「早く始めてよかった」と今では思います。

中学受験を視野に入れるなら幼児期から学習習慣をつけておくことで、小学校に入ってからのスタートダッシュがずいぶん楽になり、「僕は勉強ができる!」と自己肯定感があがったことを実感しています。


また、難関校を目指すお子さんは入塾までにF教材(6年生相当)修了が目安になると言われています。小学生から始めることも可能ではあると思いますが、幼児からはじめたお子さんよりもスピードをあげる必要があるかな…と思いますので、スケジュールは要確認です。

公文で得られた4つの力|5年間のリアルな成果

  • ① 計算力:四則演算・分数・小数まで速く正確な計算力
  • ② 読解力:国語教材で漢字・読解の力が育つ
  • ③ 学習習慣:毎日必ず机に向かう習慣
  • ④ 自己肯定感:進度表彰や「できた!」経験の積み重ね

特に大きいと感じたのは、「毎日少しずつ続ける力」と、「わからなかったことがわかるようになる喜び」です。受験勉強が始まっても、この力は土台として役立っています。

また、一般的な中学受験塾、高度なカリキュラムを止まることなく進めていかなければなりません。特に難関校を目指す場合は、基礎学力の土台がなければ解けないような問題も多いです。
もちろん公文に行かずとも身につけることはできると思いますが、我が家では公文に行っていなければここまでのレベルには到達しなかったと思います。

公文はすぐに効果が出ない?成果が見えづらい時期の過ごし方

正直に言うと、始めてすぐの頃は「本当にこれ意味あるのかな?」と思う時期もありました。特に以下のような状況は親にとって不安になります。

  • 同じプリントを何度も繰り返している
  • 進度が思ったより進まない
  • 子どもが飽きてくる

でも、公文の良さは「反復による基礎定着」。見えないところで確実に「処理スピード」「正確さ」「忍耐力」が育っています。

特に最初のうちは、本当に簡単なプリントをずっと続けることになります。高い月謝をお支払いしてこれ?と思ってしまうこともあるかと思いますが、最初が肝心。

スラスラ解ける!=自分はよくできる!
自己肯定感を高めている時期だと思って割り切りましょう。
このタイミングで子どもが頑張っていることを認めることが、難しいところを乗り越える力になります。

どうしても気持ちが乗らないときは、わが家では「今日は5枚だけやろう」「早く終わったら好きなことしよう」と声かけし、気分よく終われる工夫をして乗り切りました。

教材の進み方と“伸び悩み期”の乗り越え方

教材はスモールステップで進みますが、次のレベルに入ると「一気に難しくなる」と感じることもありました。わが家で特に苦戦したのは、

  • 算数:E教材(分数)
  • 国語:D教材(漢字、要旨の理解)

こうしたときは、焦らず復習に戻る丸つけ後に「どうして間違えたか」を確認することを大切にしました。
また、進度よりも「正しく理解していること」「自分でできるようになること」を優先した結果、着実に力がついてきたと感じています。

また、先生にも相談し、アドバイスをいただいたり、宿題の量を調節したりしていただきました。

公文を続けてよかった?まとめとアドバイス

4年間、公文を続けたからこそ、得られたものはたくさんあります。

  • 計算や読解がスムーズになった
  • 毎日机に向かうことが「当たり前」に
  • 努力が形になる経験(進度表彰・トロフィー)が自信に

進度の速さや難関教材の到達だけがすべてではありません。
「学ぶことは楽しい」「続ければできるようになる」――そんな小さな成功体験の積み重ねが、子どもの将来につながると感じています。

これから始めようとしている方へ。
焦らず、子どもと一緒に一歩ずつ進めば、必ず“続けてよかった”と思える日が来ると思います。

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