「気づけば、上の子中心の毎日になってるな…」とふと感じること、ありませんか?
我が家には小4と小2の男子兄弟がいますが、どうしても中学受験に向けて頑張っている上の子が中心になりがち。
まだまだ甘えたい年ごろの次男には、申し訳なさと寂しさの狭間で、いつも試行錯誤しています。
下の子が満たされる時間は、家庭の笑顔にもつながる

兄弟がいる家庭では、あえて「下の子だけの時間」をつくることで、家族全体がよりうまくまわるようになります。
「なんとなく」ではなくて、「意識してつくる」がカギ。
実体験から見えた、下の子の“寂しいサイン”
我が家の下の子は容量がよく、なんでもできてしまうタイプ。強い、負けない、たくましい子です。
兄の友だちと遊ぶことも多く、精神年齢も高いほうです。
ただ、言葉には出さないけれど意外と繊細。
我が家では、上の子が塾に行っている間に「抱っこして、一緒に寝よう」と甘えてくる日が増えたり、ちょっとしたことで涙ぐんだり。
ぴのくんが塾に通い始めて、塾中心の生活になってからは、兄ぴのくんに、ちょっかいをかけたり、キツイ言葉を使ったり…。
小学生になっても、「もっと見てほしい」「かまってほしい」という気持ちはしっかりあるのだと実感しました。
我が家ではこんな工夫をしています
下の子が「自分だけを見てもらえている」と感じられるように、我が家では以下のような工夫をしています。
① 二人だけで夕飯タイム&“聞く時間”
上の子が塾へ行く日は、次男と2人だけの夕飯タイム。
次男も習い事があるため、帰宅時間を見計らって、塾のない側とゆっくり話せるよう調整しています。
いつもは話好きな兄が学校の話をリードしてしまいますが、この時間は「弟が主役」。
学校での出来事を、横並びの席でじっくり聞きます。本人の希望で、たまに膝の上に乗ってきたり、座る場所を変えるだけでも気分が違うようです。
② 寝る前の読書は“次男チョイス”で独り占め
寝る前の読み聞かせは、兄弟で取り合いになりがち。でも、塾のある日は次男の時間。
順番を気にせず、好きな本を1冊まるごと読んでもらえるのが嬉しいようで、幼い頃のお気に入り絵本を持ってくることもあります。
甘えたい気持ちが強くなる日もあり、「昔みたいにぎゅーってして読んで」とリクエストされることも。
ただの読書以上に、心のつながりを感じる時間になっています。
③ 下の子だけの“特別デート”を計画
月に1回ほど、兄の塾や習い事の間に、次男との“おでかけデート”を企画します。
図書館、公園、カフェ、文房具店など、ちょっとした場所でも「ママと2人だけ」が特別。
おやつを選ばせたり、文房具を1つ買ったり、ほんの小さな自由が大きな喜びに。
「また2人で行こうね」と言われることも多く、満足度の高い時間です。
④ 写真や作品を“専用スペース”に掲示
兄弟がいると、上の子の勉強や表彰が目立ちがち。
そこで、次男の描いた絵や工作を飾る専用スペースを作りました。
玄関やリビングの一角に小さな「ギャラリー」を作ることで、「僕も見てもらえている」と実感できるように。
「これ、今週の一番うまく描けたやつ!」と誇らしげに報告してくれるようになりました。
⑤ 親と2人で“生活の小さなお手伝い”
「ママと一緒に◯◯する」という時間も大切に。
洗濯物をたたんだり、晩ごはんのサラダを盛りつけたり、簡単なことでも「一緒にやる」だけで特別感が出ます。
我が家は、兄よりもお手伝いが好きな弟。
「今日はボクが手伝う!」とやる気満々の日もあり、自信や自立心を育てるきっかけにもなっています。
「やりたい!」と言われたら時間がなくてもお願いすることを続けています。
下の子との時間は、親にとっても癒し

「下の子を満たすこと」は、親の心にも余裕を生んでくれます。
兄との喧嘩が減れば、受験生の兄にも良い方向に。
受験などのプレッシャーでついギスギスしがちな家庭の雰囲気も、次男との笑い声でやわらかくなることも。
少しの工夫で、兄弟それぞれの“心の充電”ができることを実感しています。
まとめ|下の子も「主役になれる時間」を
下の子は、「頑張っている兄」を見て、応援したり我慢したりしているもの。
だからこそ、親が「あなたも大事」と示してあげる時間が必要です。
- 二人だけで夕飯タイム&“聞く時間”
- 寝る前の読書は“次男チョイス”で独り占め
- 下の子だけの“特別デート”を計画
- 写真や作品を“専用スペース”に掲示
- 親と2人で“生活の小さなお手伝い”
兄弟がいるからこその難しさも、工夫次第で家庭のあたたかい循環に変えられます。
「今日はあなたの日」と言える時間、作ってみませんか?