算数と国語でクラスが違う?
中学受験塾グノーブルでは、科目ごとにクラスが分かれる場合があります。特に小4・小5の段階では、得意科目と不得意科目でクラスに差が出やすく、一喜一憂してしまうことも。今回は、その仕組みや家庭での対応についてご紹介します。
グノーブルは科目別クラス編成
グノーブルでは算数・理科と国語・社会でクラスが別になることがあります。
たとえば…
- 算数・理科 → α1クラス
- 国語 ・社会→ α3クラス
このように、子どもの得意・不得意が明確に反映される仕組みになっているのが特徴です。
「算数は上だけど、国語はまだちょっと苦手…」ということも珍しくありません。
クラスごとの授業スタイルと課題の違い
我が家は、入塾時α3→現在αクラスです。
実は、同じテキストを使っていても、αクラスとα3クラスでは進め方や重視する内容に違いがありました。
- αクラス:テキストの最初のページ(基本)は飛ばし気味に進み、後半の応用問題を中心に解く
- α3クラス:テキストの前半(基本問題)をじっくり丁寧に取り組み、応用は自宅でできる人のみ
また、毎週の小テスト(確認テスト)にもクラスによる違いがあります。
- αクラス → 解答時間が短く、スピードと精度が求められる
- α3クラス → 時間はやや長めで、丁寧に解く姿勢を育てる
さらに、漢字や記述問題の採点基準もクラスによって違いがあるように感じています。αクラスではより厳しく採点される傾向があり、記述表現に対するフィードバックも細かくなります。
「同じ問題でも、クラスが違うとこんなにやり方が違うんだ!」
わが家ではこの違いに最初は驚きましたが、「今の子どもに合った進め方」をしてくれていると考えるようになりました。
クラス差に対する我が家の声かけと工夫
わが家では、今のところクラス差はありませんが、偏差値上は算数が得意、国語が苦手…。
科目ごとの差に対して、次のような対応を意識しています。
- 努力のプロセスを褒める
「国語も毎週しっかり読んで、よく頑張ってるよ」と伝える - 成績に一喜一憂しない姿勢を伝える
「今は算数が得意なだけ。国語も伸びてくるよ」と励ます - 具体的な学習改善の提案
音読や要約など、すぐできる取り組みを一緒に考える
特に国語は「読書量」や「語彙力」「記述力」など、すぐには結果が出にくい科目です。焦らず地道に、がポイントだと思って取り組んでいます。
家庭で取り組んでいる具体的な対策
科目別のクラス差を縮めるために、以下のような学習習慣を取り入れています:
- 国語:短時間でも毎日の音読、読解問題の記述見直し
- 語彙:ことわざや慣用句など、覚えたいプリントをよく目に付く場所に貼る
- 算数:復習の際間違えた問題に対しては「なぜその式になるか」を説明
「ただやる」のではなく、「自分の言葉で説明できる」状態を目指すようにしています。
親が気をつけたい「クラス差の受け止め方」
科目ごとにクラスや偏差値が違うと、「なぜ?」「劣っている?」と感じてしまいがちですが、クラスはあくまで今の位置を示すもの。
グノーブルではテストごとに変動もありますし、苦手科目も適切なサポートで必ず伸びていきます。
わが家では、結果より「プロセス(がんばり)」を重視して声かけをしています。クラス差を自己肯定感の低下につなげないように注意したいですね。
まとめ|科目ごとの差も「今だけ」と受け止めて
グノーブルの科目別クラス分けは、子どもにとってプレッシャーにも、やる気にもなります。
大切なのは:
- クラス差にとらわれすぎない
- 努力を認め、学習習慣を整える
- 子どもと一緒に「どうすれば伸びるか」を考える
「国語は苦手だったけど、上のクラスに上がれた!」という経験が、子どもにとって大きな自信になります。焦らず、じっくり、育てていきたいですね。
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